教育方法 (大学ポートレート)
サービスラーニング
取組の内容
<学生自身が知識を現場でいかす>
・通信教育部では社会人が多く、各自が実践できるフィールドをもっている方が多いため、「サービス・ラーニング」としてカリキュラム上に位置づけている科目はありません。
・スクーリングでは、学んだことを現場で生かせることを意識した講義内容を行っています。また、レポートや実習の評価において、専門的な知識を理解したことを前提に、
現場で応用したことを記載したものを高く評価する教員は多くいます。
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取り組みの目標
<3つの目標をもって取り組んでいます>
・建学の精神「行学一如」の理念にもとづき、大学で学んだ知識・技能が現実社会で実際に活用できる知識・技能になることを目標にしています。
・学生が自らの社会的役割を意識し、市民として必要な資質・能力を高めることを目標にしています。
・大学が、福祉医療現場や教育現場などに必要な知見を提供しているかについて検証する機会にすることもあわせて目標にしています。
取り組みについての検証と評価
<卒業者アンケートから>
・卒業者アンケートで「さまざまな人が抱えている生活上の問題や心理的な問題への支援に利用できるなど現場でいかせる実践的知識が向上したか」について、
「向上した」という回答が約92%にのぼり、多くの学生が仕事や家庭、日々の生活に今後活かすことのできる知識を身につけることができたようです。
<学生自身が知識を現場でいかす>
・卒業生からは「大学での学びは実践に直接活かすことのできるものだった。自分の経験の見直しにもなり、福祉に必要な知識と技術の奥深さを知った」などの感想が
聞かれています。その他、「市民の抱える生活課題などを学んだ」結果、問題意識を高めて就労支援施設やNPO法人を設立する方もいらっしゃいます。
・「ボランティア」活動については「ボランティア活動」欄をご覧ください。
<大学が提供する知識>
・スクーリング・アンケートなどを通じて検証します。また、福祉現場の方などで問題をご教示いただいた場合、通信教育部の学生が解決できそうかどうかを学内で
検討させていただきます。
取り組みを通した学生の成績評価
<教員からの評価例>
・「福祉心理学」では、認知症高齢者の心理を理解したかかわりについて説明しているため、学修したことを現場にて応用しながら実践し、よい成果を挙げていることが
レポートで報告されています。
・社会福祉の各科目では、「実践をするなか、日ごろ感じていた職場の課題が明らかとなった。職場に戻り “明日から出来るところから”その改善にあたります」
「これまでは“ミクロの視点で高齢者の介護”について悩んだりしていたが、メゾ・マクロの視点で現状と自分の立ち位置を確認しながら、実践にあたりたい」
「ケアマネージャー、地域包括支援センターの職員としての立ち位置で利用者の支援を行ってきた。その立ち位置は変わらないが、更に地域福祉の視点、そして
ジェネラリスト・ソーシャルワークの視点で、より良い支援とネットワーク作りを行っていきたい」のような感想がレポートやアンケートなどを通じて記載され、
評価されています。