資格取得(国家資格受験資格)

取組の内容

<国家試験合格を目指して>

・通信教育部では、社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験資格が取得できます。
・4年次夏までは、各科目のレポート学習やスクーリング受講を通じて、基礎知識や福祉の考え方を理解していきます。
・とくに、社会福祉士・精神保健福祉士指定科目のスクーリングは、現役の福祉士の先生方が行っている科目や、国家試験に関連した内容を含んでいる科目も多く、受験対策にもなります。
社会福祉士・精神保健福祉士国家試験対策講座を開講し、学生の受験対策支援を行っています。遠方の学生も利用できるよう、郵送で模擬問題をやり取りし、 添削指導が受けられるようにしています。開講方法は毎年見直され、最も効率的かつ有意義な講座を提供できるよう努めています。
・外部の模試などの活用については、「25・外部テストの活用」をご覧ください。

<その他の資格取得>

・認定心理士などの資格取得も可能です。
・平成31年度末まで、認定こども園法改正にともなう幼稚園教諭免許状・保育士資格取得特例の講座も開講しています。

詳細・関連サイト

取り組みの目標

<3つの目標をもって取り組んでいます>

・通信教育部学生は社会人が多いため、受験勉強の効率化を目指し、仕事や家事などと両立できるよう、より効率的かつ効果的な対策を取れるように工夫をしていただくことを目標にしています。
・学生に意識向上をしていただくため、卒業生の国家試験合格者から体験談を聞く機会などを設け、より具体的な受験対策のイメージを持ち、取り組みの方法や開始する時期 などを意識していただくことを目標にしています。
・社会福祉士国家試験・精神保健福祉士国家試験の合格率をあげると共に、養成の質の向上を図りながら、わが国の福祉人材育成に資することを目標にしています。

取り組みについての検証と評価

<受験勉強の効率化>

・平成24年度まで対策講義は2日間(5月と11月に1日ずつ)のスクーリング形式で行っていましたが、遠方の学生が参加できない、学習意識を継続しにくいなどの問題があり、 平成25年度からは7〜12月に全6回の模擬小テストの郵送やりとりによる添削指導の方法を導入しました。

<学生の意識向上>

・合格者の体験談・懇親会には13名が参加し、卒業生が話す受験対策を聞き、懇親会では不安や疑問に思うことを質問していました。
・「レポート課題等にしっかり取り組むことで、特別な勉強時間を作らなくても点数を取ることができた」「試験やレポートで苦労した科目は国家試験勉強に役立った」等の 声もあり、日ごろの学修の積み重ねが国家試験対策に最も重要であることは明らかです。入学時より学生の意識を高める支援を続けていきたいと考えています。

<合格率向上・人材育成>

・平成27年度卒業者の国家試験合格者数・合格率は、社会福祉士216名中129名(合格率59.7%)、精神保健福祉士59名中43名(合格率61.6%)は全国平均より高い合格率になっています。

取り組みを通した学生の成績評価

<受験勉強の効率化>

・「ポイントを押さえた講座内容や模擬小テストだったので役立った」などの意見が聞かれ、膨大な国家試験出題内容を整理するのを助け、国家試験対策の効率化に役立ったようです。 昨年度は模擬小テストの一部問題に誤りがあったことへの指摘があり、より正確な内容を提供できるよう努力しています。

<学生の意識向上>

・「合格体験ガイダンスで勉強の方法などの話があり、刺激になった。模擬小テストも有効であった。特に対策講座は役に立った」との意見が聞かれ、学生の国家試験対策に 有用であったことが伺えます。「先生からの『試験に合格したらすべてが変わる』との言葉は心に響いた」など、教員からの国家資格取得後を見据えた言葉は学生のモチベーション (やる気)維持に大きく貢献したようです。

<合格率向上・人材育成>

・合格率をあげていくことを目標にします。また、本学通信教育部で学んだ方のなかから、すぐにではなくても10年後、20年後でも有為な福祉人材が輩出されたと 言えるような学びの場にしていきたい、と考えています。