進路選択教育の取り組み (大学ポートレート)
キャリア教育
取組の内容
・卒業者にスクーリング時に来校いただき、自身の職業についての簡単なお話や、相談にのっていただく機会も仙台会場で年数回設けています。
<卒業者の活躍の紹介>
・卒業者の活躍を機関誌『With』やSNS(Twitter やFacebook)で学生に紹介し、刺激にしてもらっています。
・卒業者にスクーリング時に来校いただき、自身の職業についての簡単なお話や、相談にのっていただく機会も仙台会場で年数回設けています。
<スクーリング講義を通じて>
・福祉現場・教育現場を経験している教員のスクーリング講義、教員自身の体験談を話していただくこと。
・「生涯発達心理学」のような講義内容を通じて、自身の「来し方行く末」を重ね合わせて考えていただくこと。
・「演習」科目や教職科目などにおいて、発表する学生自身の職業経験が紹介されることで、まわりの学生の刺激になっていること。
以上がキャリア教育につながると考えています。
<お断り>
・通信教育部学生は有職者も多く、各地での在宅学修が中心のため、通学課程の方に対するようなキャリア教育や就職支援は行っていません。その旨ご了承の上、入学をしてください。
詳細・関連サイト
取り組みの目標
<3つの目標をもって取り組んでいます>
・卒業者をモデルとして、自身のキャリアを考える機会をもつことを目標にしています。
・現場出身の教員、または他の学生の生き方・考え方を通じて、自身のキャリアを考える機会をもつことを目標にしています。
・就職・転職をさがす方には、どのようにさがせばよいかの情報提供を行い、自らの力で必要な転就職情報をさがせるようになることを目標にしています。
取り組みについての検証と評価
<卒業者の活躍の紹介>
・機関誌『With』やTwitterでは卒業生の在学時代の感想やノウハウなどと共に、多方面で活躍している現状を伝えることで、多くの在学生から「学修の励みにつながる」
「キャリアモデルとなっている」という感想が聞かれます。
<スクーリング講義を通じて>
・高齢者福祉論では主に高齢者の尊厳と福祉について学び、すでに高齢者福祉に関わる学生も多い中、多くの学生が日ごろの実践を反省させられ、新たな高齢者像・人生観を
自分の中で構築できる講義内容となっています。
・社会福祉援助技術論A・Bでは複雑化・高度化する社会福祉の現状と課題に対応できる社会福祉士像について、学生それぞれの自己覚知を深めながら学ぶことができます。
・生涯発達心理学では発達課題などを学び、「発達は積み重ね」であること、自らを含める人間の発達と人生について深く考えさせられる内容です。
・社会福祉士・精神保健福祉士を目指す方向けの演習科目では、今後の福祉専門職としてのあり方を学びます。
・知的障害教育では話し合いを取り入れながら特別支援学校教諭としての支援方法・あり方について学びます。
取り組みを通した学生の成績評価
・通信教育部ではすでに有職者も多く、通学課程と同じ年齢層の学生に対するようなキャリア教育は行っていません。
・社会人・主婦の方が自身のキャリアを考え直す機会となっていることは、上記以外にも下記のようなコメントから伺われます。
・「先生の実践に基づく講義により、社会福祉士の1つの形を具体的に学ぶことが出来ました。もっと知りたい、学びたいという気持ちが強くなりました」
・「資格取得のための学修に留まらず、社会の現状について多くの問題提起をしてもらって勉強になりました」
・「老いてもまだ発達し続ける自分をイメージできたことが、今後の人生に非常に有意義だった」
・通学課程と同じ年齢層の学生に対するキャリア教育のあり方は、今後の課題となっています。