生涯教育 (大学ポートレート)
社会人教育
取組の内容
<社会人・主婦を対象にした大学教育>
・総合福祉学部社会福祉学科・福祉心理学科に通信教育部を設置し、規定の単位を修得すれば大学卒業資格(学士の学位)が取得可能です。
・平均年齢39歳の学生が全国各地で学んでいます。大学・短大・専修学校専門課程卒業者は3年次編入学が可能です。8割の方は有職者で社会人・主婦を
主たる対象に、学費も低く設定しています。
・入学にあたって筆記試験はありません。
・在宅で受講できるスクーリング、仙台以外に札幌・東京などで受けられるスクーリングとレポート学修を組み合わせ、社会人が学びやすい環境を整えています。
資格取得やスキルアップの機会になる他、社会福祉学や心理学を学ぶことで学生の自己実現に貢献することを目指しています。
・科目等履修制度を導入しており、好きな科目を組み合わせて学ぶことも可能です。
<現職教員を対象とした教育>
・教員免許状更新講習は、必修領域及び4講習から選べる選択領域を開設しています。
・認定こども園法改正にともなう幼稚園教諭免許状・保育士資格取得特例の講座を通信教育の形態(一部スクーリングあり)で開設しています。
詳細・関連サイト
- 通信教育部Q&A
- 募集要項2017 地域別学生数 スクーリング・科目終了試験 実施予定都市
- 募集要項2017 学費(正科生)
- 平成29年度スクーリング開講予定
- 教員免許状更新講習
- 募集要項2017 認定こども園法改正にともなう幼稚園教諭免許状・保育士資格取得特例の講座(幼保特例講座)
取り組みの目標
<3つの目標をもって取り組んでいます>
・社会人の多様な学修ニーズに応える科目を提供し、本学の有する教育資源・人材をいかした「社会人の学び直し」の機会実現を
目標にしています。
・資格取得にあたってのサポートとともに、本学の建学の精神「行学一如」にもとづいて、学びは仕事や生活と結びついていること、
実践の基礎に学びがあることをはじめ、さまざまな気づきや幅広い見識が得られることを目標にしています。
・参加した社会人が学習を継続できるように担当講師とともにスタッフが側面から支援し、一人一人の課題解決につながる学習環境を整備することを目標にしています。
取り組みについての検証と評価
<「社会人の学び直し」の成果>
・平成25年度通信教育部卒業者は319名(3月卒256名・9月卒63名)です。平成18年度の1期生以来2839名の卒業者を送り出しています。学んだことが各自の仕事や生活の中で
いかされるよう期待しています。
・平成25年度社会福祉士国家試験は、総数34.9%(145/416人)現役45.6%(78/171人)既卒27.3%(67/245人)で、社会福祉士の養成を10名以上行っている学校216校中58位
であり、専門職養成教育にも一定の効果をあげています。
・本学の学びの中で人間についての理解を深め、レポート課題等に取り組み、幸せな社会や人生のあり方について考えることで実践者としての幅広い見識と意識を高めている
ことも伺えます。
・教職員の側面からの援助についても、「学びの組織的支援」で記したとおり概ね満足いただいております。
<教員免許状更新講習>
・2013年度受講者数は495名、2014年度受講者数は442名(6月30日現在)となっています。
<幼保特例講座>
・2014年度4月入学の受講者数は331名となっています。
取り組みを通した学生の成績評価
<「社会人の学び直し」の成果>
・卒業生から「様々な福祉の現場や実情等を知る機会を得ました。障がい者支援施設に就職も決まり、精神保健福祉士として社会復帰などへの支援をしたい」、
「地域の高齢者福祉サービス充実に尽力したい」、「私の人生にまだこんなに嬉しいことが残っていたと思った国家試験の合格、念願の卒業、61歳にして就職」、
「専業主婦から福祉職への再就職をして復帰したい。倫理を踏まえて知識と技術を生かせる専門家として活躍したい」等の声が聞かれ、入学前より一歩進んだ
自らの今後の展望をもっている様子がわかります。
・「ひとの心の動きを具体的に理解できるようになった」、「単なる心理学科ではなく、福祉心理学科に入学して学んだことにより、福祉に対する考え方が幅広く
理解できた。福祉の場での心理的理解が出来たので、ボランティア等に生かせれば…」などの意見もあり、学びが日常生活を豊かに送り自己実現に向かう手立てに
なっているようです。
・教員免許更新講習受講者からは「自らの実践の振り返りになった」、「自分のペースで学べてよかった」という感想が多く聞かれ、教員としての学び直しの機会と
なっています。