学生アンケートの活用

取組の内容

<スクーリング・アンケートを教育改善および学修支援に活用>

・スクーリング開講科目(オンデマンド含む)においてアンケート調査を実施しています。教員の声の聞こえやすさや板書・資料・映像の見やすさ、 講義内容理解度のほか、スクーリングを通しての満足度、意見・感想を調査し、今後のスクーリング内容・学修環境の改善につなげることを目的としています。
・調査結果は、スクーリング担当教員、通信教育部事務室職員間で共有しています。また、調査で得られた意見・感想を大学ホームページや年8回発行している 在学生向け機関紙『With』、SNS(Facebook、twitter)を通して入学生・在学生へ公開しています。
・学生の学修時間、予習の有無、オンデマンド機能の利用状況、現在所有している情報機器についてなども調査し、課題の難易度、学習指導方法や学生が より利用しやすい学習メディアの検討などにつなげることを目指しています。

<卒業者アンケートの活用>

・卒業者アンケートの活用については「卒後調査の活用」の項目をご覧ください。

詳細・関連サイト

取り組みの目標

<3つの目標をもって取り組んでいます>

・スクーリングを通しての満足度や意見・感想、学修方法を教職員へフィードバックすることで講義内容・方法の改善や、 より効果的・効率的な学修支援への具体的手立てにつなげることを目標にしています。
・学生のスクーリングを通しての感想を公開することで、大学での学びの具体的イメージづくりスクーリング受講への 興味・意欲を高め、学修の継続につなげることを目標にしています。
・学修時間調査・予習の有無などを通じて、教科書やレポート課題の改善をはかることを目標にしています。

取り組みについての検証と評価

<スクーリングの改善>

・アンケート結果について教員・事務室で活用し、講義内容・方法、環境整備につなげています。
・オンデマンド機能にアンケート結果を反映し、オンデマンド・スクーリングの視聴環境の改善や科目数の増加、在宅web科目修了試験の導入を行ってきました。
・『学習の手引き』の内容拡充、入学ガイダンス等学修指導の内容改善につなげています。

<スクーリングの感想の公開>

・学生から好評なため、引き続き行っていきます。

<教科書や『レポート課題集』の改善>

・一部の科目について「教科書の内容が難しく理解できないところがある」、「様々な年代の学生にも理解できるよう、かみ砕いた内容にしてほしい」等の声から、 わかりやすい教科書の選定や、教科書を補足するシラバスの充実が求められていると考えています。

<1単位あたりの学修時間>

・1課題あたり約10時間という学生から、文部科学省が定めている目安の45時間を超えている学生までバラツキがあり、1課題あたり20〜30時間の学生が最も多いようです。 課題によって学修時間が大きく異なるという意見もありました。

取り組みを通した学生の成績評価

<スクーリングや教科書、『レポート課題集』の改善>

・スクーリング満足度は平成25年度秋時点で平均3.26(満点4.0)です。満足度が低い科目で2.18となっており、担当教員に改善を要望しています。
・オンデマンド・スクーリングは2010年度28科目から2016年度42科目に増加、利用者数も伸びており(平成26年3月卒業生約7割が利用)、学修の利便性が改善しています。
・学修に関する教員のアドバイス(動画)を学生が自由視聴できるよう「TFUオンデマンド」上に随時掲載し、平成27年度に向け『レポート課題集』をさらに改善する予定です。

<1単位45時間学修の実質化に向けて>

・レポート・試験・スクーリング時間を加味・平均しても1単位あたり15時間程度から45時間以上学修し単位修得している学生もいます。通信教育部学生の場合、 「仕事と関連するレポート課題がこういうことかとひらめく」という声や、職業経験で得た知識で効率よく学修成果が出せるという声もあります。スクーリングや机に向かう時間だけが 学修時間ではない点も鑑みながら、1単位45時間学修の実質化を考えていこうと思います。