企画:「あーだ・こーだ」(ゲストを招き、ゲストの経験から学ぶ)
ゲスト:仙台保護観察所 小野寺 栄進 社会復帰調整官
実施内容:
今回の『VITA+』は、仙台保護観察所で働く小野寺社会復帰調整官をゲストにお招きしました。
保護観察所は法務省の地方支分部局(出先機関)であり、社会復帰調整官は医療観察法(正式名称:「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」)という制度のなかで、本人が必要な医療や支援を受けながら社会復帰していくことを支える保護観察所に配置されている専門職です。医療機関や福祉サービスなど、さまざまな関係機関と連携しながら、本人の地域での生活を支えています。
小野寺社会復帰調整官からは、医療観察法制度の仕組みや社会復帰調整官の仕事についてお話しいただいた後、実際の仕事のなかで経験してきたことや、支援するうえで大切にしていることについてもお話しいただきました。
大学の講義で制度について学ぶことはあるけれど、それだけではなかなか見えてこないことがあります。
「実際にはどのように本人とかかわっているのだろう?」
「さまざまな専門職は、どのように協力しているのだろう?」
「社会復帰を支える仕事では、どんなことを大切にしているのだろう?」。
後半は、こうした学生の疑問や関心について、ゲストと一緒に“あーだ・こーだ”と語り合いました。今回のVITA+では、制度を知識として学ぶだけではなく、そこで働く専門職の経験や考えに直接触れることで、制度のなかで実際にどのような支援が行われているのかを知ることができました。一人ひとりの生活や思いに向き合いながら、社会復帰や地域での暮らしを支える社会福祉の仕事について考える機会にもなりました。
参加した学生からは、
- 「社会復帰調整官の具体的な業務や仕事の実際について、実際に働いている方から直接お話を聞くことで、授業やインターネットだけでは得られない学びがありました」
- 「今回のお話を通して、自分が将来どのような分野で働きたいのか、どのようなソーシャルワーカーを目指したいのかを改めて考える機会になりました」
といった感想が寄せられました。