小学校の社会科や道徳科の授業は資料が命だと考えている。特に注目するところは、小学校4学年の社会科である。学習指導要領社会科の目標や内容の一つに「地域の伝統と文化や地域の発展に尽くした先人の働きなどについて」理解するがある。
これをもう少し具体的に述べてみる。地域の文化財や年中行事には、地域の人々の願いが受け継がれていること、郷土の発展に尽くした先人の努力や苦心したことが、自分たちの生活の向上に結びついていること、などを児童に理解させることである。
小学校社会科教科書は3種類あるが、どの教科書も地域を尊重する見方を示しながらも、ほとんどの場合、当然のことながら、児童が住む地域を扱ったカリキュラムの編成ではない。そのため、指導要領のこの内容を扱う単元では、教科書だけでは指導できない。まさに「教科書だけの授業からの脱却」が要求されるし、指導に適切な「地域資料」によるカリキュラムの展開が必要だと考える。
このような考えのもとに、研究を進めています。(大脇賢次)