私は大学院教育学研究科で、庭野賀津子教授の指導のもと、聴覚障害教育について研究に取り組んでいます。今年度は、自身の視野を広げるため学外の学会や研修会に参加し、研究成果の一部を発表する方向で準備を進めていました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、多くの学会が中止あるいはオンライン開催となってしまい、発表の機会も逸してしまいました。しかし、そのような状況のなか、関東教育オーディオロジー研究協議会第18回オンライン研修会に参加することができました。
オーディオロジーとは「聴覚学」を意味し、聴覚障害教育においてオーディオロジーを確立・発展させることを目的に、各地にオーディオロジー研究協議会が設置されています。今年度は、ほとんどの地方での教育オーディオロジー研修会が中止になりましたが、関東教育オーディオロジーではオンライン開催とし、広く関東以外の教員や学生の参加も受け入れました。そのため、自宅から参加することができました。
オンライン研修会では、聴覚障害に関する基本的知識から補聴器・人工内耳の補聴機器、聴覚評価などさまざまなテーマで15講座が開講されていました。昨年度、私が卒業論文のテーマとした聴覚活用や今後の研究テーマにしようとしている内容の講座もあり、とても学びの多い研修会となりました。
私は、大学院修了後は特別支援学校の教員になることを目指しています。特別支援教育のなかでも、聴覚障害教育は特に高い専門性が求められる領域で、音響物理や聴覚の生理・病理などに関する知識が必要となるため、聴覚障害教育を専門とする教員は少なく、維持継承が課題となっています。私は、大学院で聴覚障害教育に関する専門性を身につけ、聴覚障害教育の現場で少しでも貢献できる教員になれるよう、今後も大学院で積極的に学び続けていきます。
20CM003 佐藤 大地