現在、私は「読み書きに困難さがあるLD児へのICT機器を活用した学習支援」をテーマに修論を執筆しています。知的に大きな遅れはないものの、読み・書きに困難さがあることで学習活動への参加が制限されてしまう学習障害児にとって、ICT機器を活用して「読むこと」「書くこと」を代替することが学習の幅を広げることに繋がると考えられます。
対象児の学習を支援するなかで、スマートフォンの読み上げ機能を使って「読む」という技術的な面だけではなく、対象児自身が読むことの必要性を感じられる活動を取り入れることを意識しています。対象児は、ニュースの話をよくすることから、ネット記事を読む活動を取り入れました。
ただ記事を読むだけではなく、クイズ形式で記事を紹介し、答えはQRコードを読み込むことでニュース全体を観ることができるという流れになっています。「どのような内容なのか」という期待感とともに、文章に向き合うことで、「読む」ことの必要性を体験できる学習活動や教材を今後も考えていきたいです。
(柏谷美津希)