「遊び」遊びの発達については、主にパーテンによる社会的発達からみた遊びと、ピアジェによる認知的発達からみた遊びの二つの理論について説明します。
まず、パーテンによる社会的発達からみた遊びについての発達の流れは、何もしていない状態から始まり、
傍観者的行動→一人遊び→平行遊び→連合遊び→協同遊び
という流れで発達していきます。何もしていない状態では、子どもは遊んでいるのではなく、瞬間的に興味をひくことが起こったときにはそれに注意していて、何も起こらない時には、部屋をぼーっと見たりしています。傍観者的行動では、明らかに特別の集団に関心を向けているのが特徴であり、ひとり遊びでは、他の子どもに関係なく、自分自身の活動をしている状態のことです。平行遊びは2、3歳頃から見られ、自然に他の子どもに影響された活動を一人で楽しみ、他の子どもと一緒に遊ぶというよりもその傍らで遊んでいるという状態です。同じく2、3歳頃から見られる連合遊びでは、役割分担などは見られず、自分の興味関心を集団に組織化せずに自分のしたいように活動をしますが、会話は共通の活動に関係しており、遊具の貸し借りがあるのが特徴です。3、4歳頃から見られる協同遊びでは、共通の目的をもって組織された集団で子どもたちは遊び、役割分担や組織化がなされることが特徴です。
ピアジェによる認知的発達からみた遊びについては、機能的遊び(0~2歳)、象徴的遊び(2~6歳)、ルールのある遊び(6,7歳~大人)の流れで発達するといわれています。機能的遊びが見られる0~2歳は、感覚運動期とよばれ、生後2~3ヶ月頃の乳児は、ガラガラや両親の顔や声を興味の対象とし、二足歩行が可能になっても感覚と身体運動の機能を繰り返し使おうとします。2~6歳で見られる象徴的遊びでは、何かを別の何かで表現する能力である表象機能により、直接その場にない事物を見立てて遊ぶ姿が見られます。集団生活の中で次第に共通な経験をもつ子ども同士で遊ぶようになることで、共同して遊ぶ楽しさを知るようになります。つまり、象徴遊びの意義は、社会との関わりを表すとともに、子ども同士が互いに関わり、つくり出していく遊びであると言えるのです。
私自身、この発達プロジェクトに入り、子どもの発達について学んできましたが、まだまだ理解しきれていない部分がとても多くあります。しかし、子どもの発達について学ぶことは、子どもと関わるうえで必要不可欠であり、日々学んでいかなければいけないことだと思うので、しっかりと身に付けていきましょう!
記事担当者:木村杏伽