消防職員への転職は、
命への強い想いから。
大学時代の繋がりを活かし
全国初の点検アプリ開発。

仙台市消防局
齋藤 広和さん
総合福祉学部情報福祉学科
  • 消防局
  • 公務員
  • 転職
  • ゼミ

Profile

プロフィール

1983年、宮城県仙台市生まれ。2004年に東北福祉大学総合福祉学部情報福祉学科(現総合マネジメント学部情報福祉マネジメント学科)を卒業。卒業後、3年間の訪問介護の仕事を経て、現在は仙台市消防局予防課指導係として活躍している。
仙台市消防局と東北福祉大学がコラボした「消火器・誘導標識点検アプリKIKATTO〜キカット〜」が6月に見事、消防庁長官賞を受賞しました。コラボの橋渡しをしたのが消防局に勤める本学の卒業生・齋藤広和さんで、今回のオンライン・インタビューに快く登場してくださいました。(取材・新聞部2年大河内裕暉)

前職での身近な不幸…
「火災を防ぐ仕事がしたい」

なぜ消防局に入られたのですか?

大学時代に高校の教員免許取得のカリキュラムを取っていたので教員になりたかったのですが、教育実習へ行ったときに担当の先生から、「社会を知らない人がどうやって生徒に社会を教えるんだ? 最低でも3年は社会で経験を積んでから教員になった方が言葉の重みや社会を教える教員になれる」という言葉に感銘を受け、民間企業へ入りました。

3年間は介護の会社で訪問介護の仕事をしました。一緒に働いていたスタッフから、盛岡市で働いていた時のお客様の家が火事になり、助けられたものの集中治療室で亡くなられたという話を聞きました。それがきっかけで「火災を防ぐような仕事をしたい」と、消防局の採用試験を受け、消防職員になりました。

私はいま、仙台市消防局予防課に勤め、仙台市内の火災予防に関する事務的な仕事をしています。

消防局に入って一番きつかったことはなんですか

やはり、東日本大震災です。大震災は私が現場1年目の時に起きました。それこそ家に帰る時間もなく、ずっと仕事の状況が続いたので大変でした。

大震災の日は非番(休み)で家にいたのですが、震災が起きてすぐ消防署へ向かい、街中の救助活動を行い、次の日は朝5時から海の方に行きました。仙台東部道路に消防車で侵入し、まだ波が引いていない状況で作業をすることを経験し、あの時見た海の景色は忘れることができません。

仙台東部道路は比較的内陸にある道路で、決して冠水するような場所ではないのですが、見渡す限り海岸、という形になっていました。印象に残っているのは、波の音しかしない、とにかく静かだったということです。

捜索活動などが落ち着いて、通常業務に戻ったのは、震災から1年ほど経ってからでした。
アプリ開発を行った情報福祉マネジメント学科の学生( 後列左から、及川凌さん、亀田苑花さん、山内結友さん、小田島陸さん) と仙台市消防局のみなさん。前列左は齋藤さん

開発したアプリが消防庁長官賞を受賞された経緯をお願いします

東北福祉大学と仙台市消防局は「地域消防力の向上に関する協定」を2018年7月に締結しています。その協定を活用し共同でアプリを開発しました。私は大内真弓先生のゼミ1期生で、卒業後も連絡の取れる関係を築いていたこともあり、先生にアプリの開発事業を問い合わせたところ、快諾頂き、共同での開発が実現しました。

私の役割は橋渡し
学生たちの努力が表彰に結びついた

どのようなアプリを開発されたのですか

消防法の知識のない方でも、消火器や誘導標識の法定点検を簡単に行えるものです。小さなアパートでも消火器、誘導標識がついていればそれを点検し、消防署へ報告する義務があります。その点検及び報告をサポートするアプリです。

齋藤さんが担った役割は

消防局としての仕様や要望などを伝え、さらに法令の解釈やアプリ内の文言をチェックするなど、消防局と福祉大が上手くコラボできるような橋渡しの役割をいたしました。 

開発に携わってくれた学生たちが、昼夜を問わず開発に勤しんでくれた結果が、消防庁長官賞に結びついたと思います。
桑原真弓先生(左) と齋藤さん
桑原真弓先生(左) と齋藤さん

大学時代はどのようなことを学びましたか

今の情報福祉マネジメント学科に所属して、高校の教員免許を取るカリキュラムを学んでいました。大内先生のゼミは環境問題がテーマだったため、地球温暖化をテーマに学び、卒業論文を書きました。

入っていたサークルは何でしたか

2つのサークルです。ひとつは「松島カウンセラーズ」で、松島野外活動センターでキャンプ場の手伝いをしていました。もう一つは、大内真弓先生も顧問をされている「小さな人形劇の会ペペ」で、子どもたちと触れ合うような活動をしていました。

新型コロナウイルスや熱中症対策についてうかがいます

新型コロナウイルス感染症に関連するような事案の救急要請があった際には感染防御を強化しています。資機材の増強だけでなく隊員の教育も実施しさまざまな対応を行っています。

仙台市では「新しい生活様式」を日常生活に取り込んだ「仙台生活スタイル」を提唱しています。『大事な人を守るために、手洗い30秒、マスクを着けて、三密避けて、向かい合わない、ネットも活用』を、語呂合わせで「だてまさむね」です。

熱中症は8月3日から9日で全国の救急搬送件数が6664人、宮城県内でも102人発生、熱中症予防も大切です。一人ひとりが熱中症にならない、新型コロナウイルスに感染しないといった予防対策をして、この大変な時期を一緒に乗り越えていきましょう。

大学で培うネットワークは
社会に出ても繋がる

学生にメッセージをお願いします

今は、大学になかなか行くことができず、オンライン授業だということを聞いており、大変な学生生活を送っていると思います。ただその中でも学んでいること、大学で培うネットワークは卒業した後、社会に出てからもつながることがあり、今回のような消防庁長官賞を取れるような事業に発展することもあります。ぜひ色々な学びに一生懸命になっていただき、そこでのつながりをたくさん作り、コロナ終息後には大学生活を思いっきり謳歌しながら学業に励んでほしいと思います。
※所属・肩書等は掲載時点のもの。東北福祉大学学生新聞2020年10月号から一部改変し転載しました。

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  • ボランティア
  • サークル
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情報を伝える、それもひとつの福祉。実行委員会で学んだバイタリティを武器に地元の新聞社へ。
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  • 福祉
  • 社会学
  • 学園祭
  • ボランティア
  • コミュニケーション
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目標に向け、自分のために使うと決めた4年の時間。自ら行動する大切さを知り、高校時代から思い描いていた、医療の世界へ。
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  • 診療情報管理士
  • 医療
  • 教育
  • 福祉
  • 成長
  • 資格
ワクワクさせること、喜ばせることも福祉。誰かを笑顔にするICT活用を夢みて大学院で研究の毎日。
東北大学大学院 教育情報学教育部 教育情報学専攻 修士2年(2017年4月掲載時)
栁田 恵梨奈さん
総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科
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  • 情報通信技術
  • ノーマライゼーション
  • 教育
  • 福祉
  • 成長
  • エンターテインメント
福祉とは、幸福な社会をつくること。行学一如の精神を胸に行政トップとして市政に奮闘。
宮城県前角田市長(任期2008年8月~2020年8月)
大友 喜助さん
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  • 地域福祉
  • 公共福祉
  • 行政
  • 実践主義
  • 資格
  • フィールドワーク
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仲間、先生のサポートを追い風に、幼い頃から憧れだった小学校教員へ。
仙台市立七北田小学校教諭
井上 拓也さん
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  • ボランティア
  • コミュニケーション
4年間で養った 「ICTスキル」と「人を想う心」を活かし、社会のバリア撤廃に挑戦。
NECソリューションイノベータ東北支社
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  • ICT
  • 情報技術
  • バリアフリー
  • コミュニケーション
  • 自立支援
  • 産学協同プロジェクト
「高齢者を肯定する」 居場所づくりで、日本の未来を切り拓く介護業界の次世代型パイオニア。
株式会社あおいけあ代表取締役・慶應義塾大学看護医療学部非常勤講師
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  • 福祉
  • 介護
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  • 少子高齢化
  • 社会保障
  • 自立支援
実学で磨きあげた看護技術と福祉マインドで、 医療の最前線に挑戦。
横浜労災病院・整形外科
若生 ゆいか さん
健康科学部 保健看護学科
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  • 福祉
  • 医療
  • 看護師
  • ボランティア
  • コミュニケーション
  • 実習