福祉とは、
幸福な社会をつくること。
行学一如の精神を胸に
行政トップとして
市政に奮闘。

宮城県角田市市長
大友喜助
社会福祉学部 社会教育学科
  • 地域福祉
  • 公共福祉
  • 行政
  • 実践主義
  • 資格
  • フィールドワーク

Profile

プロフィール

宮城県角田市生まれ。1975年社会福祉学部社会教育学科(当時)を卒業。卒業後は角田市役所に入庁。角田市役所社会教育主事や市議会議員を務めた父親が、昼夜を問わず地域のために働く背中を見て育った経験から、公務員を志した。角田市職員としては、社会福祉事務所を皮切りに商工観光課、健康長寿課、企画課、総務部などを歴任。日々、行政マンとして現場と向き合い経験を積み上げる一方で、街づくりを本格的に学びたいとの想いから1993年福島大学大学院にも入学し、行学一如の精神を実践する。2008年角田市長選に出馬し当選、現在3期目。(所属・肩書等は2017年4月掲載時)

自分の頭で考え、足を使って動く。
現場体験があれば、問題の本質により近づくことができる。

学生時代を過ごされたのは70年代の前半。どのような大学生活でしたか?

入学当時はいわゆる「大学紛争」の後半期、全国的に大学が混沌としていた頃。そんな時代の喧噪から逃れるように学外でバイトに励んだりと、けっして真面目な学生だったと胸は張れませんが、それでもやはり私のルーツは福祉大ですね。当時の教育社会学のオーソリティ・竹内利美先生のゼミに所属したのですが、先生は地域調査に力を入れておられる方で筋金入りの実践主義。私たちの授業でも、調査の手ほどきを教えた後は先生は細かくは指導なさらず、学生が自主的に調査を行うスタイルでした。たとえば「農村の変化」をテーマにしたら、自分で調査方法を考えて、実際に農村を訪ねて現地を歩き、農家の方々と話すわけです。これがものすごく勉強になった。もちろん文献も調べますが現場に入ると理解が深くなって、それまで見えなかった現実もつかめてくるんですね。先生はよく「現場で汗を流すことが大事」とおっしゃっていましたが、まさにそのとおりでした。

卒業後は角田市役所へ。大学時代の学びは社会人になってからも活かされましたか?

つながっているでしょうね。入庁後、社会福祉事務所へと配属となり、障がい者の支援に携わりました。ひと口に支援といっても、お一人ごとに状況もさまざま。とにもかくにもご本人やご家族にお会いして現状把握がスタートです。何度もお話を聞き、ご自宅にも足を運んで、現状を深く立体的に理解して、そこから適用できる制度や支援を探っていく。法律的・事務的な知識と人への理解の両方がもとめられる仕事で大変でしたが、やりがいがありました。その後、異動となり福祉以外のさまざまな領域の業務を担いましたが、社会福祉事務所時代に知り合ったご本人やご家族とは、40年程たった今もお付き合いがあるんですよ。

福祉を考えることは、地域・国を考えること。
社会全体が幸福になる方法を模索する、それが政治の務め。

ご自身の経験をふまえて、社会で働く時にどういった姿勢が大事だと思われますか?

まさに福祉大の建学の精神「行学一如(学業も実践も本は一つ)」ではないしょうか。他の言葉では「知行合一(知識と行為は一体である)」ともいいますが、なぜ学ぶのかというと、世のため人のために実践することが目的。逆に、より良い実践のためには学びが不可欠で一方だけでは不十分、「学びて行わざるは虚し」「学ばざるして行うは危し」です。仕事というのは実践の場であるからこそ、常に勉強を続けることが大事になってくるというのが実感です。私自身も入庁から十数年たった頃、実践(仕事)への処方箋として学問の必要性を痛感し、街づくりを学術的に学ぶために福島大学大学院に入学しました。役所勤めとの並行で時間的には大変でしたが、いま市政を預かる自分の血となり肉となっていますね。

現在、市の行政のトップでいらっしゃる大友さんにとって「福祉」とはどのようなものでしょうか?

「国づくりの基本」であり「私の原点」。国家は人々が幸せでなければ意味をなさないので、福祉は国の根幹に関わるもの。また、福祉大出身で、市役所時代に福祉分野の業務を多く経験してきた私にとっては、福祉は原点です。福祉を考えることは、そのまま私たちが住む国、地域を考えること。福祉を充実させるためには、企業や住民を誘致して財源の確保が必要というふうに、多分野の充実も考えなくてはいけません。自分たちのアイデアで制度や仕組みを変えることができる政治家だからこそ責任は重いです。市長として、社会全体の幸福、角田市の未来まで見渡しながら福祉に取り組まなくてはと、心を引き締めています。

教室と現場でたくましく磨きあげた専門性は
きっと、人生を豊かにするパスポートとなるはずです。

組織のリーダーとして、これから社会に出る若い人たちにお会いする機会も多いと思いますが、東北福祉大の魅力はどのように映りますか?

福祉関係、医療関係、教育関係。福祉大ではさまざまな資格を取得でき合格率も高いそうですが、ただ単に資格が取得できるということではなく、“「行学一如」の結果”として、有資格者になれるのが何よりの強みだと思います。学問としてしっかり知識を学び、実践的な経験を積んで知識を体験に変えて、深く身につける。そんな学生時代をすごした学生さんの専門性や個性には、人を惹きつける厚みが出るはずです。

最後に、東北福祉大への進学を検討するみなさんに、メッセージをお願いします。

福祉大は実践主義と現場主義を若いうちから学ぶことができる素晴らしい環境です。勉強をしながら現場を感じられ、現場を知りながら知識を積み上げられる。そんな恵まれた場所で学べる人は幸せだと思います。福祉大のキャンパスでみなさんが充実した時間を過ごされ、大きく成長されることを祈っています。

What TFU means to me

私にとっての東北福祉大学とは

今の私につながる人生の原点。
現場を知ること、
同時に学び続けること、
「知識」と「実践」は、
人が成長するための
両輪だと学びました。

ほかの先輩のことを知りたい!

教員志望から転じたプロレス人生。人を育む心を忘れない、看板レスラーの夢は続く。
女子プロレス「アイスリボン」取締役選手代表
藤本 つかさ
総合福祉学部 社会教育学科
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出発点は高校球児のころ。大学で医療や医学の勉強の楽しさ、人の絆を学び、地元の医療に貢献。
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情報を伝える、それもひとつの福祉。実行委員会で学んだバイタリティを武器に地元の新聞社へ。
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ワクワクさせること、喜ばせることも福祉。誰かを笑顔にするICT活用を夢みて大学院で研究の毎日。
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「高齢者を肯定する」居場所づくりで、日本の未来を切り拓く介護業界の次世代型パイオニア。
株式会社あおいけあ代表取締役・慶應義塾大学看護医療学部非常勤講師
加藤忠相
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実学で磨きあげた看護技術と福祉マインドで、医療の最前線に挑戦。
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