「福祉のこころ」は
「寄り添う心」。
学びで育んだハートで
地域の人を幸せに

利府町役場 保健福祉課
下山聖奈さん
総合福祉学部 福祉行政学科
  • 公務員
  • 保健福祉
  • 障害者福祉
  • 社会福祉
  • インターンシップ

Profile

プロフィール

宮城県利府町出身。仙台南高卒業後、2015年に新設された総合福祉学部福祉行政学科に1期生として入学。在学中は硬式テニス同好会WINGSに所属しながら、河北新報社、仙台市と本学が運営中核を担う東日本大震災伝承講座「311『伝える/備える』次世代塾」等に参加し、地域への思いを強くしてきた。2019年3月卒業、同4月から利府町役場保健福祉課に勤務。(所属・肩書等は2020年1月掲載時)

地元役場への就職
住民の感謝に支えられ

新卒で利府町役場に就職されましたが、現在の仕事内容を教えてください

保健福祉課の福祉班として勤務しています。福祉班の主な仕事内容は、障害者福祉関係(障害者手帳交付等)と社会福祉関係(生活保護、災害弔慰金、プレミアム付商品券、民生委員・児童委員関係等)に分かれており、私は障害者福祉関係の仕事を担当しています。普段の仕事は障害者手帳申請受付や、手帳交付に伴う障害福祉サービス、制度・事業の手続きなど、窓口業務が多いです。また、社会福祉関係の手続きも、複雑でないものに関して対応しています。

保健福祉課は住民の方、病院、県庁、他自治体、業者など電話対応も多いため、落ち着いた静かな時間は少ないです。窓口で住民の方と直接話すことも多いのですが、その際に感謝の言葉を伝えられると、やりがいを感じます。
利府町の熊谷大町長(右)と下山さん
利府町の熊谷大町長(右)と下山さん

役場で働きたい、と思った理由は

「何となく公務員に」という気持ちが入学時からありましたが、大学でまちづくり、地域活性化に関する講義や、説明会などで公務員の仕事内容を知るにつれて、よりよい地域づくりのサポートをしてみたいと思い、公務員として働くことを本格的に考えるようになりました。次世代塾の受講を通してからは、防災力向上に貢献したい、住民に寄り添った対応ができる職員になりたい、という気持ちがより一層強くなりました。

また、市町村職員は国や県、専門職よりも一人ひとりの業務が幅広く、直接住民に接することができるというところにも惹かれました。

何より、地元の利府町が好きで、今まで育ってきた利府町に貢献したい、町づくりのサポートをしたいと考え、利府町役場に決めました。
3年次に東京大学で行われた防災イベントで発表する下山さん
3年次に東京大学で行われた防災イベントで発表する下山さん

次世代塾はインターンシップとして参加していましたね。ほかに大学でどんなことに打ち込みましたか?

インターンシップは、3年次の次世代塾のほかに、2年次に利府町役場で行いました。身近だった利府町役場でのインターンシップは5日間でしたが、実際にどんな職場なのかを自分の目で見ることで、公務員の仕事や環境を知ることができましたし、福祉関係をもっと勉強しないと、とモチベーション向上にもつながりました。

2年次に防災士の資格も取得していたのですが、東日本大震災のことを学ぶことが今後にも役立つと思って、次世代塾に1期生として参加しました。次世代塾は1年間の長期インターンシップで、運営サポートや受講生の取材、講義へ参加することによって、聞く力、文章力、コミュニケーション力の向上につながりました。防災の日に受講生を代表して、東京大学でのイベントで発表も行ったんですが、以前は「(発表者を務めるのは)嫌だな」と苦手にしていました。その準備や発表を行うことによって、震災の教訓や防災に関する知識を深めることができましたし、苦手なことも克服できたと思っています。

あとは、テニスサークルにも入っていました。テニスは約週3回、また、月1回テニス以外のイベントがあり、2年生の時はイベントの企画を担当していました。年に数回、他大学のテニスサークルと交流できる大会もありました。テニス、ボーリング大会、BBQ、合宿、国見祭、追いコンなどたくさんの思い出を作ることができました。今でもサークルの友達と旅行に行ったりしています。
学生時代に所属したテニスサークル
学生時代に所属したテニスサークル

テニスは小さいころからやっていたのですか

小学生の時に硬式テニスを始めて、高校時代は部活後にテニススクールに通っていました。当時、東北福祉大学の硬式テニス(かつては体育会テニス部内に硬式と軟式が存在。現在は軟式のみ)が強かったため、高2の冬から高3の春頃は「テニスを続けるなら福祉大かな」と、何となく思っていました。

福祉大の受験案内を見ていた時に、私たちの受験時から「福祉行政学科」ができると知りました。他の大学が打ち出していない「行政」という言葉と内容に珍しいなと思い、公務員の仕事にも興味があったため惹かれたのが受験理由です。でも、テニスの指導もしたいなという気持ちもあって、体育の教員もめざしていたので、第一志望は国立の教育大学でした。

国立は落ちてしまった?

はい。

「それがすべてではない」
受験失敗の挫折をバネに

教員になるために、その大学にリトライしようとは思いませんでしたか?

落ち込みはしました。でも、それがすべてではない、福祉大でもいろいろなことができる、他のことでがんばろう、と思いました。見返してやるぞ、というか。

入学前は、福祉大は介護やリハビリ、障害者・高齢者関係の仕事をしたい人が入る大学というイメージが強かったですが、入ってみて「福祉=介護、障害者支援」ではなく、「福祉=幸福」ということを知り、大学で学ぶ内容は、私たちの生活に様々な面で関わっていると感じました。公務員試験受験にあたって、面接対策等で先生方やキャリアセンターの職員の方にお世話になりましたが、単なる試験勉強やテクニックだけでなく、公務員として働く際に重要な考え方や知識を多く学ぶことができました。実際に職場の研修でも福祉大で勉強したことが出てきたりして、「役立っているな」と感じることが日々あります。

4年間で最も学んだな、と思うところを教えてください

「福祉のこころ」を得ることができたと感じています。公務員試験に必要な知識はもちろん、防災や福祉関係の知識も深まりましたが、何より大学の講義を通して、周りの環境や社会が障壁を作ってしまうことや、気持ちや背景を考えることの重要性を学びました。

保健福祉課には、生まれたばかりの子を連れてくるお母さんから、高齢者、障がいのある方、生活保護を受けている方など、さまざまな方が来所します。中には窓口で突然怒鳴る方や、心身の不安定な方もいて「死にたいです」という電話も受けたことがあります。入学前はそういった方たちに対し、理解しようとは考えなかったと思います。大学4年間を通して考え方が変わり、以前よりも共感、受容できるようになったと感じています。仕事だけではなく、プライベートでもそういった考え方は影響しています。

自分なりに思う「福祉のこころ」とは、どんなことでしょう?

「寄り添う心」です。地域に暮らす人々に幸せだと感じてもらうためには、寄り添う心が重要です。どんなことを必要としているのか、どんなことに困っているのか、などを日ごろから考えて、幸せな環境を維持しながらも、より幸せな環境にしていきたいと思います。

受験を検討している高校生にメッセージをお願いします

大学生活は貴重です。勉強だけでなく、さまざまなことに挑戦し、全力で楽しんでほしいと思います。私にとっても、たくさんのことを学んで、たくさんの仲間もできた最高の4年間でした。福祉大はさまざまな学部があり、それぞれがいろいろな夢を持って集まってきます。私は高校時代、将来やりたいことがよく分かりませんでしたが、大学での勉強や経験を通して、少しずつ分かっていきました。

福祉を学ぶことの重要性は、公務員として働いている今、すごく実感しています。

What TFU means to me

私にとっての東北福祉大学とは

「何でもやってみよう」と
積極的な気持ちが持てた。
大学で興味を持ち、挑戦したことが
たくさんある。
ここで学ばなければ、
今と全く違う自分がいたはずです。

ほかの先輩のことを知りたい!

落ち込んでも周囲に支えられた1年。いつか生徒の未来をともに描く教員に
加美町立小野田中学校教諭
山本若菜さん
教育学部 教育学科 中等教育専攻
落ち込んでも周囲に支えられた1年。いつか生徒の未来をともに描く教員に
加美町立小野田中学校教諭
山本若菜さん
教育学部 教育学科 中等教育専攻
  • 教員
  • 社会科
  • 地理・歴史
  • 特別支援
  • ゼミ
本を通して人とつながる。変わらぬ思いを貫いて
加美町小野田図書館 司書
髙橋 茜さん
教育学部 教育学科 中等教育専攻
本を通して人とつながる。変わらぬ思いを貫いて
加美町小野田図書館 司書
髙橋 茜さん
教育学部 教育学科 中等教育専攻
  • 図書館
  • 司書
  • 公務員
  • 教員免許
  • 子ども支援
進学のきっかけは、祖母が教えてくれた記事。 勉強する喜びを知り、念願の診療情報管理士に。
日本赤十字社 福島赤十字病院 医事課
穴澤詩織さん
健康科学部 医療経営管理学科
進学のきっかけは、祖母が教えてくれた記事。 勉強する喜びを知り、念願の診療情報管理士に。
日本赤十字社 福島赤十字病院 医事課
穴澤詩織さん
健康科学部 医療経営管理学科
  • 診療情報管理士
  • 医療
  • 教育
  • 福祉
  • 成長
  • 資格
“心の支えになる酒を造る” 。夫婦で乗り越えた困難、切り開いた未来
合名会社寒梅酒造
岩﨑健弥さん 岩﨑真奈さん
総合福祉学部社会福祉学科・福祉心理学科
“心の支えになる酒を造る” 。夫婦で乗り越えた困難、切り開いた未来
合名会社寒梅酒造
岩﨑健弥さん 岩﨑真奈さん
総合福祉学部社会福祉学科・福祉心理学科
  • 東日本大震災
  • 経営
  • ボランティア
  • モノづくり
  • 日本酒
足元を見渡せば、大切なものがいっぱい散りばめられている。この日々と環境を大事に過ごして。
児童文学作家
佐々木ひとみ さん
社会福祉学部 福祉心理学科
足元を見渡せば、大切なものがいっぱい散りばめられている。この日々と環境を大事に過ごして。
児童文学作家
佐々木ひとみ さん
社会福祉学部 福祉心理学科
  • 児童文学
  • コピーライター
  • 出会い
  • 作家
  • 豊かさ
教員志望から転じたプロレス人生。人を育む心を忘れない、看板レスラーの夢は続く。
女子プロレス「アイスリボン」取締役選手代表
藤本つかさ さん
総合福祉学部 社会教育学科
教員志望から転じたプロレス人生。人を育む心を忘れない、看板レスラーの夢は続く。
女子プロレス「アイスリボン」取締役選手代表
藤本つかさ さん
総合福祉学部 社会教育学科
  • 教員
  • サークル
  • ゼミ
  • ボランティア
出発点は高校球児のころ。大学で医療や医学の勉強の楽しさ、人の絆を学び、地元の医療に貢献。
社会医療法人明和会 本部人事部
奥山 旭さん
健康科学部 医療経営管理学科
出発点は高校球児のころ。大学で医療や医学の勉強の楽しさ、人の絆を学び、地元の医療に貢献。
社会医療法人明和会 本部人事部
奥山 旭さん
健康科学部 医療経営管理学科
  • 医療
  • ボランティア
  • サークル
  • 福祉
  • 資格
情報を伝える、それもひとつの福祉。実行委員会で学んだバイタリティを武器に地元の新聞社へ。
河北新報社・営業部
高橋柊介さん
総合福祉学部 社会福祉学科
情報を伝える、それもひとつの福祉。実行委員会で学んだバイタリティを武器に地元の新聞社へ。
河北新報社・営業部
高橋柊介さん
総合福祉学部 社会福祉学科
  • 福祉
  • 社会学
  • 学園祭
  • ボランティア
  • コミュニケーション
  • 実習
目標に向け、自分のために使うと決めた4年の時間。自ら行動する大切さを知り、高校時代から思い描いていた、医療の世界へ。
一般財団法人厚生会 仙台厚生病院 医事部医事課
中村美咲さん
健康科学部 医療経営管理学科
目標に向け、自分のために使うと決めた4年の時間。自ら行動する大切さを知り、高校時代から思い描いていた、医療の世界へ。
一般財団法人厚生会 仙台厚生病院 医事部医事課
中村美咲さん
健康科学部 医療経営管理学科
  • 診療情報管理士
  • 医療
  • 教育
  • 福祉
  • 成長
  • 資格
ワクワクさせること、喜ばせることも福祉。誰かを笑顔にするICT活用を夢みて大学院で研究の毎日。
東北大学大学院 教育情報学教育部 教育情報学専攻 修士2年
栁田恵梨奈さん
総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科
ワクワクさせること、喜ばせることも福祉。誰かを笑顔にするICT活用を夢みて大学院で研究の毎日。
東北大学大学院 教育情報学教育部 教育情報学専攻 修士2年
栁田恵梨奈さん
総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科
  • 情報通信技術
  • ノーマライゼーション
  • 教育
  • 福祉
  • 成長
  • エンターテインメント
福祉とは、幸福な社会をつくること。行学一如の精神を胸に行政トップとして市政に奮闘。
宮城県前角田市長(任期2008年8月~2020年8月)
大友喜助さん
社会福祉学部 社会教育学科
福祉とは、幸福な社会をつくること。行学一如の精神を胸に行政トップとして市政に奮闘。
宮城県前角田市長(任期2008年8月~2020年8月)
大友喜助さん
社会福祉学部 社会教育学科
  • 地域福祉
  • 公共福祉
  • 行政
  • 実践主義
  • 資格
  • フィールドワーク
  • 教育
仲間、先生のサポートを追い風に、幼い頃から憧れだった小学校教員へ。
仙台市立七北田小学校教諭
井上拓也さん
子ども科学部 子ども教育学科(現・教育学部 教育学科)
仲間、先生のサポートを追い風に、幼い頃から憧れだった小学校教員へ。
仙台市立七北田小学校教諭
井上拓也さん
子ども科学部 子ども教育学科(現・教育学部 教育学科)
  • 学校教育
  • 福祉
  • ボランティア
  • コミュニケーション
4年間で養った 「ICTスキル」と「人を想う心」を活かし、社会のバリア撤廃に挑戦。
NECソリューションイノベータ東北支社
清野明日美さん
総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科
4年間で養った 「ICTスキル」と「人を想う心」を活かし、社会のバリア撤廃に挑戦。
NECソリューションイノベータ東北支社
清野明日美さん
総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科
  • 福祉
  • ICT
  • 情報技術
  • バリアフリー
  • コミュニケーション
  • 自立支援
  • 産学協同プロジェクト
「高齢者を肯定する」 居場所づくりで、日本の未来を切り拓く介護業界の次世代型パイオニア。
株式会社あおいけあ代表取締役・慶應義塾大学看護医療学部非常勤講師
加藤忠相さん
社会福祉学部 社会教育学科
「高齢者を肯定する」 居場所づくりで、日本の未来を切り拓く介護業界の次世代型パイオニア。
株式会社あおいけあ代表取締役・慶應義塾大学看護医療学部非常勤講師
加藤忠相さん
社会福祉学部 社会教育学科
  • 福祉
  • 介護
  • 地域医療
  • 少子高齢化
  • 社会保障
  • 自立支援
実学で磨きあげた看護技術と福祉マインドで、 医療の最前線に挑戦。
横浜労災病院・整形外科
若生ゆいか さん
健康科学部 保健看護学科
実学で磨きあげた看護技術と福祉マインドで、 医療の最前線に挑戦。
横浜労災病院・整形外科
若生ゆいか さん
健康科学部 保健看護学科
  • 福祉
  • 医療
  • 看護師
  • ボランティア
  • コミュニケーション
  • 実習