4年間で養った
「ICTスキル」と
「人を想う心」を活かし、
社会のバリア撤廃に挑戦。

NECソリューションイノベータ東北支社
清野明日美さん
総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科
  • 福祉
  • ICT
  • 情報技術
  • バリアフリー
  • コミュニケーション
  • 自立支援

Profile

プロフィール

福島県福島市生まれ。2014年総合マネジメント学部情報福祉マネジメント学科卒業。卒業後はNECソリューションイノベータに勤務。元は教師の道を考えていたが、「福祉×情報技術」という一般的な福祉のイメージとはちがう総合マネジメント学部の意外なアプローチに強く惹かれて東北福祉大学に入学。ICTスキルについては2年次から4年次の3年間にわたって、視覚障がい者の歩行訓練のソフトウェアの研究・開発に取り組む。現在はSEとして、スーパーコンピュータの運用管理システムのプログラム改善に日々奮闘している。(所属・肩書等は2017年4月掲載時)

「福祉×情報技術」のユニークな視点に惹かれ、
機械オンチが、まさか情報技術の道へ。

清野さんは、どうして東北福祉大学に入学しようと思われたのですか?

受験パンフレットを読んでいて、「福祉×情報技術(ICT)」という組み合わせが新鮮で、目にとまったんです。「ICTの力で実現する福祉の世界はどんなものだろう?」。小学生のころ福祉の仕事にあこがれていたこともあって、ワクワクする気持ちが一気にふくらんで興味をかきたてられました。高校時代は文系選択で機械系に苦手意識があったものの、福祉大学自体は文系の大学だし、ここでなら私でも挑戦ができるはず、と。「面白そう」と感じた自分の気持ちを優先しようと決めて入学しました。

「福祉と情報技術の融合」に可能性を感じられたのですか?

純粋に面白いと思いました。一般的に福祉というと介護に代表されるように「支える」とか「サポートする」という意味合いが強いと思うのですが、ICTを使った福祉は「できなかったことを、できるようにするもの」だと感じました。たとえば眼球を動かすだけでキーボードを打って意思を伝えられる技術があるように、身体が不自由でこれまで人に頼んでいたことも、ICTを活用すれば自分の力でできることが増えていく。それってとても素晴らしいことで、ICTにしかできない福祉なのでは、と思ったんです。

福祉って、人やジャンルを限定することじゃない。
誰かが感じているバリアを取り外すことだと思います。

東北福祉大学で、最も心にのこっている活動はありますか?

視覚障がい者を対象とした歩行訓練のソフトウェア開発をおこなった、ゼミの時間ですね。視覚を失った方は、たとえば車の音との距離感から安全な道に移動するといったように、音を頼りに行動するのですが、社会には音が溢れているので非常に難しいんです。研究は、現実に近い音環境を作って歩行訓練に役立てるVRの開発で、福祉大がいくつもの企業や大学と共同で何年にもわたって取り組んでいる大規模なプロジェクト。入学前に読んだパンフレットにも掲載されていたので、参画できてうれしかったです。毎年、改善、改良を進めてVRを進化させていくのですが、私たちの代では感覚代行シンポジウムで奨励賞をいただけたことも、学生時代の想い出です。

すごく貴重な経験をされたのですね。大学時代はどのような学びが得られましたか?

コミュニケーションをとることの大切さ。「伝える力」は大事、でも「聞く力」はもっと大事だと学びました。私たちはICTを使って開発を行うわけですが、作り手と実際に使う人の想いが、すれちがってしまえば良いものなんてできません。相手の気持ちを聞いて、理解して、いろんな角度から物事を見て改善すること。その繰り返しが、喜ばれる物をうむ原動力になります。開発に打ち込んでいると近視眼的になりがちなので、「その先に使う人がいる」と、いつも考えるようにしています。

現在は企業でシステムエンジニアをされていますが、福祉大の学びは役立っていますか?

福祉大で4年間を過ごして福祉とは何?と考えたときに、障がい者、健常者、高齢者、子供といったカテゴリーで分けるのではなくて、枠なんかとっぱらって「誰もが身の回りにバリアを感じずに生きられること」じゃないかな、と。暮らしのことでもビジネスのことでも、誰かのバリアを取り除くことができれば福祉マインド。そんな想いもあって、福祉事業から一般企業まで多様なジャンルのシステムの開発を手がける今の会社に惹かれて入社しました。現在は企業や研究機関で使用するスーパーコンピュータの運用管理システムの改善プロジェクトに従事しています。改善の目的はICTスキルがない人が、もっと容易に使えるようになること。ICTに詳しくない人がどんな点を難しく感じるか? そのバリアをどう取り除くか? そんな視点を意識してブラッシュアップに取り組み、ゴールをめざして格闘の日々です。今はまだ社内でSEスキルを磨く段階ですが、ゆくゆくはクライアントのもとへいって、お話を直接聞いて、問題解決を提案できるようなSIer(システムインテグレーター)になりたいと思っています。

勉強も、考え方も、正解はひとつじゃない。
一人ひとりを懐深く包みこむような、大好きな母校です。

社会に出られた今、あらためて東北福祉大学の魅力は何だと思いますか?

まず、学生に寄り添ってくれること。先生も同級生や先輩後輩も、人を孤独にしないというか、自分以外のことも真剣に考えてくれる人ばかり。今も壁にぶつかった時、いちばんに会いたくなるのは福祉大の先生と仲間です。他にも魅力はいっぱいですが、しいていうなら、選択肢の多さと多様性でしょうか。福祉とひと言でいっても多数の学部があり、また同じ学部の中でもアプローチが多彩。学生の背景や個性も豊かで、これまで出会ったことのない考え方にも触れ合えて、視野が広がった自分を実感しました。人それぞれに信じるところがあって、正解はひとつじゃない。「人はちがってあたりまえ」ってそれこそ当たり前の話なのですが(笑)、それを肌で感じられる環境も、福祉大で過ごしてよかったと思えるポイントです。

最後に、いま福祉大への進学を考える受験生や高校生にメッセージをお願いします。

私自身も偶然の巡り合わせで入学しましたが、自分の将来を「こうなりたい」と思い描いて進路を考えられる人なんて、ほんの一握りだと思います。自分の夢や将来が見えずに悩むこともあるでしょうが、そのうち自分の好きなことや気になることが必ず出てくるから、どうか焦らないでください。福祉大は学生一人ひとりのやりたいこと、そして学生の将来や人生を、先生や仲間が一緒に考えてくれる、珍しいほどに温かい大学です。みなさんがこれから素敵な大学生活を送られることを祈ってます!

What TFU means to me

私にとっての東北福祉大学とは

視野を大きく広げてくれた場所。
自分だけの視点で
決めつけるのではなく、
まずはやってみる、話してみる。
バリアを設けず、挑戦することの意義を学びました。

ほかの先輩のことを知りたい!

「人に役立つ仕事がしたい」ー 人見知りの自分を変えて
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消防職員への転職は、命への強い想いから。大学時代の繋がりを活かし全国初の点検アプリ開発。
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進学のきっかけは、祖母が教えてくれた記事。 勉強する喜びを知り、念願の診療情報管理士に。
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  • 福祉
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  • 資格
“心の支えになる酒を造る” 。夫婦で乗り越えた困難、切り開いた未来
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  • 経営
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足元を見渡せば、大切なものがいっぱい散りばめられている。この日々と環境を大事に過ごして。
児童文学作家
佐々木ひとみ さん
社会福祉学部 福祉心理学科
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  • 児童文学
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  • 出会い
  • 作家
  • 豊かさ
教員志望から転じたプロレス人生。人を育む心を忘れない、看板レスラーの夢は続く。
女子プロレス「アイスリボン」取締役選手代表
藤本つかさ さん
総合福祉学部 社会教育学科
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  • 教員
  • サークル
  • ゼミ
  • ボランティア
出発点は高校球児のころ。大学で医療や医学の勉強の楽しさ、人の絆を学び、地元の医療に貢献。
社会医療法人明和会 本部人事部
奥山 旭さん
健康科学部 医療経営管理学科
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  • 医療
  • ボランティア
  • サークル
  • 福祉
  • 資格
情報を伝える、それもひとつの福祉。実行委員会で学んだバイタリティを武器に地元の新聞社へ。
河北新報社・営業部
高橋柊介さん
総合福祉学部 社会福祉学科
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  • ボランティア
  • コミュニケーション
  • 実習
目標に向け、自分のために使うと決めた4年の時間。自ら行動する大切さを知り、高校時代から思い描いていた、医療の世界へ。
一般財団法人厚生会 仙台厚生病院 医事部医事課
中村美咲さん
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  • 福祉
  • 成長
  • 資格
ワクワクさせること、喜ばせることも福祉。誰かを笑顔にするICT活用を夢みて大学院で研究の毎日。
東北大学大学院 教育情報学教育部 教育情報学専攻 修士2年
栁田恵梨奈さん
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  • 教育
  • 福祉
  • 成長
  • エンターテインメント
福祉とは、幸福な社会をつくること。行学一如の精神を胸に行政トップとして市政に奮闘。
宮城県前角田市長(任期2008年8月~2020年8月)
大友喜助さん
社会福祉学部 社会教育学科
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社会福祉学部 社会教育学科
  • 地域福祉
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  • 資格
  • フィールドワーク
  • 教育
仲間、先生のサポートを追い風に、幼い頃から憧れだった小学校教員へ。
仙台市立七北田小学校教諭
井上拓也さん
子ども科学部 子ども教育学科(現・教育学部 教育学科)
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  • 学校教育
  • 福祉
  • ボランティア
  • コミュニケーション
「高齢者を肯定する」 居場所づくりで、日本の未来を切り拓く介護業界の次世代型パイオニア。
株式会社あおいけあ代表取締役・慶應義塾大学看護医療学部非常勤講師
加藤忠相さん
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社会福祉学部 社会教育学科
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  • 社会保障
  • 自立支援
実学で磨きあげた看護技術と福祉マインドで、 医療の最前線に挑戦。
横浜労災病院・整形外科
若生ゆいか さん
健康科学部 保健看護学科
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