本文へ移動
NEWS
ニュース
福祉行政学科

「プロジェクト実践活動」大崎市役所で現地報告会を開催

7月18日(土)、大崎市役所で「プロジェクト実践活動in大崎市」の現地報告会を実施しました。「プロジェクト実践活動」では、学生たちが大崎市、涌谷町、山形市の3地域に分かれて活動を行っており、今回はそのうち大崎市の成果発表の場となりました。当日は、活動にご協力いただいた地域住民の皆様をはじめ、北町北一行政区長の平和広様、大崎市役所や大崎市社会福祉協議会の関係者の方々にお越しいただきました。大崎市での活動は、田尻地区、松山地区、古川北町地区の3グループに分かれて実施され、それぞれの現場で捉えた課題や地域の魅力を踏まえ、学生ならではの視点で考案した地域活性化案や課題解決策を発表しました。

田尻地区

田尻地区グループは、「若者主体の地域づくり お祭りワークショップから生まれた『十壱組』」をテーマに提案を行いました。田尻地区では、地域外からの来訪者の少なさや高齢化に伴う地域間交流の減少が課題として挙げられていました。これらを解決するため、モルックやフリースロー大会など年齢や運動神経を問わず誰もが協力して楽しめる「3地区対抗スポーツ大会」を提案しました。また、事前予約制の導入やボランティアの育成、多様な主体の連携によって混雑等の課題を解消しつつ、夜景鑑賞タイムなどを加えた新たな魅力を創出する「加護坊山BBQイベントの復活」についても発表を行いました。

松山地区

松山地区グループは、「地域ぐるみで取り組む福祉教育の推進と地域交流づくり」をテーマに発表しました。同地区では、単身高齢者の孤立や地域コミュニティの担い手不足が課題となっています。グループからは、フードバンクや地元食材を活用した献立のバリエーション化によってリピーター獲得を目指すメニュー改善や、SNSを活用した情報発信の強化による「まっぴー食堂」の活性化策が提示されました。加えて、子ども・若者・高齢者それぞれのニーズに応じた昔遊びやボランティアなどの体験活動を通じた共生力の育成と、段階的な「支え手」ネットワークの構築による多世代交流と福祉教育の推進を提案しました。 

古川北町地区

古川北町地区グループは、「地域における買い物困難者の実態把握と集いの場づくり」をテーマに発表を行いました。同地区では、地域唯一のスーパーが閉店したことによる買い物困難者の増加や、集会所不足に伴う高齢者の社会的孤立およびフレイル(虚弱)の進行が大きな課題となっていました。これに対し学生たちは、注文の聞き取りから商品配送までを担って買い物支援と見守りを兼ねる「セブンイレブン宅配ボランティア」や、空き家などを巡って健康維持と住民同士のつながりを生み出す「ウォークラリー」の開催を提案しました。さらに、毎朝晩の旗の出し入れによる安否確認に加え、学生が独自開発した「見守りアプリ」の実演と提案が行われ、参加した地域住民や関係者からも高い関心が寄せられました。
発表後には、活動を受け入れてくださった地域住民の皆様から講評をいただきました。
現地での活動から報告会に至るまで、あたたかくご指導・ご協力いただいた地域住民の皆様、大崎市社会福祉協議会・大崎市役所の皆様に心より感謝申し上げます。
学生たちにとって、実際に地域へ足を運び、地域住民の皆様の声に耳を傾けた経験は、地域課題の実態や、人と人との支え合いの重みを実感する学びとなりました。地域の方々からいただいたご意見を糧に、学生たちが大学での専門的な学びをさらに深め、単なるアイデアの提案にとどまらない実践的な地域貢献へとつなげていくことを期待しております。

なお、本報告会の様子は7月22日付の『大崎タイムス』にも大きく掲載され、学生たちの主体的かつ実践的な取り組みが紹介されました。
大崎タイムス7月22日掲載