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実学臨床教育推進室 社会福祉学科

【実学臨床教育Ⅰ】百聞は一見に如かず:『関連施設の理解』社会福祉学科1年生の施設見学Part4

4月の授業で❝福祉施設で働く職員から教わる❞ 第1弾「施設紹介(聞く・聴く)」を済ませ、6月3日から第2弾「施設見学(見る・観る)」が行われています。7月22日までの間の授業時間に、社会福祉学科1年生460人余りの学生が、せんだんの杜・せんだんの里・せんだんの館・せんだんの丘の4施設に約20名ずつ分かれて伺っています。(Part1、Part2、Part3の掲載記事参照)

『関連施設の理解』福祉施設で働く職員から教わる:第2弾「施設見学(見る・観る)」

同じ敷地内にある施設にも移動し見学をさせていただきます
前期授業の大きな柱は「関連施設の理解」として行う大学関連施設の見学です。
大学に入学して福祉についての基礎となる様々な講義を受講し始めた1年生ですが、入学間もないこの時期に社会福祉学科1年生全員が福祉施設を訪れ職員から直接説明を受けながら福祉現場のリアルに触れることができるのは、関連法人施設と連携できる本学ならではの強みです。テキストや講義資料で福祉現場で使われる用語や写真を数多く見たり聞いたりしますが、利用者様の生活や施設の環境や事業、職員の仕事などの実際の様子を直接目にすることで、“そういうことか”と納得できたり理解したり、さらには「なぜ?」という疑問が生まれたりします。小さな疑問が「もっと知りたい」「ちゃんと理解したい」という意欲となり、大学での講義で確認したり知識を得たりし福祉現場をイメージしながら学びを深めることができます。
初めての施設見学ですが、見学に行く前には「見学目標」を各自設定して見学に行きます。健康チェックシートに当日までの体調について記入し引率教員に確認してもらい新しいマスクと名札を配布され、施設ごとに大学のマイクロバスで伺います。見学を終えた学生は「実学臨床教育Ⅰ 本学関連施設見学報告書」を一週間以内に提出することになっています。

施設見学の様子

Part4. せんだんの丘(6月10日~7月8日)の施設見学を紹介します

せんだんの丘は、関連法人で唯一の介護老人保健施設です。
せんだんの丘では、学生は2グループに分かれ、それぞれ認知症専門棟、在宅復帰促進ユニット、居宅サービスなどのフロアを回りながら説明を受けます。
1階認知症専門棟では生活空間の工夫や掲示物のもたらす効果などを教えていただきながら見学します。
2階は在宅復帰促進ユニットと在宅サービスフロアのため、在宅復帰に向けた訓練(身体機能のリハビリ、生活動作のリハビリ、趣味・余暇に関するリハビリなど)を居室の家具配置の意図やイベントなどに結び付けて説明をしていただきます。
介護老人保健施設では、常勤の医師をはじめ、看護・介護・作業療法・理学療法・相談などに関わる多くの職種の方々とのチームで仕事を行っていることを知り、特別養護老人ホームとの違いを学びました。
また昨年新設した「住宅型有料老人ホームふたば」の施設見学もさせていただきます。自宅同様に自由度の高い生活を送ることができる施設です。

お出迎え:介護老人保健施設について簡単に説明し、見学の方法を確認する
フロア案内板で事業ごとの大まかな配置を知る
在宅復帰に向けた生活動作の中でのリハビリの仕方や考え方を学ぶ
利用者様に応じた様々な浴槽の使い方があることを学ぶ
通所リハビリなどのフロアも見学
二人部屋の居室の中を見学
フロアごとに利用者様への支援の方針や方法について
住宅型有料老人ホームふたばについて説明を受ける
ふたばの中で利用者様の生活について説明を受ける

《「施設見学報告書」の学生の感想 一部抜粋》

・「今まで身近な高齢者福祉施設には介護を行う印象しか持っていなかったため、このような役割りの施設があること、またその利用を求める高齢者が多くいることを知りました」
・「案内してくれた職員さんがただ一方的に説明をしてくれるのではなく、問を投げかけながら説明してくれたので、自分の頭でよく考えながらたくさんの知識を教わることができとても楽しかったです」
・「今回の施設見学を通して、利用者様が施設で生活をすることを目標とするのではなく、退所後に住み慣れた自宅や地域で生活を続けられるように支援することを学びました」
・「介護とは日常生活の支援だけではなく、利用者一人ひとりの生活背景や思いを尊重しながら自立や在宅復帰を目指して支援することが重要であると学びました」
・「認知症の方と話す際に言葉だけでなく声のトーンや表情、ジェスチャーなどの非言語を工夫することで認知症の方も安心することが分かりました」
・「挨拶をする際は『明るく大きく元気よく』ではなく『明るく優しく驚かせない』など相手に合わせた挨拶の仕方も大事なことに気づきました」
・「利用者様ができることまで職員が代わりに行うのではなく、その人の力を生かしながら自分らしく生活できるように環境を整えたり、一人ひとりに合った支援を考えたりすることの大切さを学ぶことができました」
・「大学の講義で認知症についての知見を深めていますが、施設に行ってみると施設内の空気感や実際の職員さんの接し方など現場ならではの学びを得ることができました」

実学臨床教育とは

「本学の建学の精神である『行学一如』の理念を基礎として、社会福祉分野のさまざまな領域を理論(大学での講義など)と実践活動(社会福祉施設・機関などでの実践)を通し学び、『実践する力・考察する力・理論化する力』に富んだ人材を育成する」本学の実践的な教育の先駆けとして生まれた教育プログラムです。4年間を通し積み上げていく教育内容となっており、特に実学臨床教育Ⅰ・Ⅱは本学関連施設と連携して授業を進めていきます。 

実学臨床教育