実学臨床教育Ⅰの授業では、前期に「福祉施設理解」のために460名余りの学生が関連施設の見学をし、その中で分かったこと・感じたことを伝え合うグループワークも経験しました。後期には「福祉の仕事理解」のために、二回に渡り多職種の施設職員をお招きし『福祉現場のリアルを語る』と題し座談会を行いました。(過去のホームページ記事参照)
1年間の授業を通し学んできた「福祉施設や仕事の理解」を深めるために、新しいメンバーでグループ(92班)を組み「実学臨床教育新聞」作りに取り組みました。グループメンバーで授業での体験から感じたこと・学んだこと・考えたことなどを伝え合い、グループとして第三者に伝えたいことを整理しテーマを決めて記事にまとめる作業を行いました。どのような記事を載せるのか、だれが担当するかなど話し合いながら、グループとしての学びの成果をA3用紙一枚にまとめました。
今後全班の新聞を学生全員と科目担当教員で共有し、投票を行います。どのような新聞が票を得るのか、出来上がりと結果はお楽しみに!
本学教員でありながら、現在も社会福祉士として現場で多くの方々の支援を行っている竹之内先生から講話をいただきました。
〈内容〉
1.社会福祉とは
2.社会福祉士とは
3.社会福祉士として ~事例から~
4.まとめ ~私たちは何を目指していくのか
講義科目の授業を受けるのとは違い、竹之内先生の実践からくる経験談とともに苦悩や後悔をも包み隠さず語るお話に、学生たちも引き込まれ竹之内先生の口から出てくる言葉たちに重みを感じて受け止めたようです。
《学生の感想 ~一部抜粋~》
・「社会福祉や社会福祉士とは何かを改めて学ぶことができ、竹之内先生の事例のもと、社会福祉に従事する者としてどうあるべきかやどのような姿勢でいるべきかを自分なりに考えることができました」
・「人や社会の様々な構造に働きかけるソーシャルワーク、地域福祉の具体的な活動事例を知れて非常によかったです。社会福祉士は多くの役割、顔を持っているのだと改めて実感しました。特に、クライエントの意思を代弁するのが1つの重要な役割であるから医師にも積極的に考えを伝えるということが心に残りました」
・「社会福祉士になることが目的なのではなく、その先までしっかりと考えていくことが重要なのだと学びました」
・「今回の講話を聞いて、勉強したことが全てではなく、実際の現場からしか学べないことも沢山あるのだということを知ることができました」
・「先入観を持つのではなく、観察、受容、共感をもち、利用者の心を探り、それぞれにあった幸せの形を見つけるお仕事だとわかりました」
・「障害がある人がどう考え、どう感じて行動しているかを物理的にその人の立場に立って感じてみたら理解できるというお話が印象に残りました」
・「成年後見人という役割を初めて知って他の人の人生を一緒に決めていくというかなり責任感や知識が必要な仕事だと感じました」
「本学の建学の精神である『行学一如』の理念を基礎として、社会福祉分野のさまざまな領域を理論(大学での講義など)と実践活動(社会福祉施設・機関などでの実践)を通し学び、『実践する力・考察する力・理論化する力』に富んだ人材を育成する」本学の実践的な教育の先駆けとして生まれた教育プログラムです。4年間を通し積み上げていく教育内容となっており、特に実学臨床教育Ⅰ・Ⅱは本学関連施設と連携して授業を進めていきます。